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  • Five-year outcomes following timely primary percutaneous

    登録日:/更新日: EHJ

    STEMI患者において、diagnosis to PCIの時間が120分を超えるときに、fibrinolysis をしてからCAG(PCI)が勧められているが、実際はfibrinolysisをされずにlate PCIがなされることが多い。
    今回はフランスの大規模データベースからfibrinolysis±CAG(PCI)群、timely primary PCI, late PCIの3ぐんを比較した。propensity score matchingを行ったところ、fibrinolysis + CAG(PCI)群は有意にlate PCIよりも予後良好と関連した。

    循環器救急 ACS
  • Predicting Major Adverse Events in Patients With AMI

    登録日:/更新日: JACC

    ESCの0/1 hr algorithmが30日MACEを予測するかどうか、またESCの0/1 hr algorithmに病歴による臨床医の判断とECGを加えたextend algorithmのMACE予測能を比べた研究。ESCの0/1 hr algorithよりもextend algorithmを使うとNPVが高く、より精度高く除外できるが、その代わりに偽陽性が増える。

    ACS
  • P2Y12阻害薬の選択にもPrecision Medicineの時代が到来?

    登録日:/更新日: European Heart Journal, Volume 40, Issue 24, 21 June 2019, Pages 1942–1951

    ACS患者でのP2Y12阻害薬を血小板凝集能検査ガイドで選択した場合(血小板凝集能が亢進していた場合クロピドグレルからプラスグレルに変更する VS. プラスグレル一択)、塞栓・出血イベントも抑制することが、TROPICAL-ACS試験というRCTで示されました。今回は、実際の血小板凝集能の結果でサブ解析をしたものです。血小板凝集能検査ガイド群の中をみると、血小板凝集能が亢進しクロピドグレルからプラスグレルにスイッチした群でも、血小板凝集能が亢進しておらずクロピドグレルを選択した群でも、塞栓・出血イベントは同等で、血小板凝集能検査で薬剤を選択することの妥当性が確認されました。

    ACS
  • ST上昇型急性心筋梗塞においてIABPは本当に予後を改善するのか?

    登録日:/更新日: JAMA Intern Med. 2015 Mar 30. doi: 10.1001/jamainternmed.2015.0569.

    IABP-SHOCK2 trialが発表されてから、IABPの使用に疑問を唱える論調が強まっています。その中でのメタ解析です。結果は、心原性ショックの有無に関わらず急性心筋梗塞に対するIABPの有効性は証明されませんでした。確かに、心原性ショックを合併した急性心筋梗塞に遭遇した場合、何かできることはないかという気持ちでIABPを挿入しますが、それが適切かどうかは冷静に考える必要がありそうです。またIABPのような極限の状況において用いられるデバイスを評価するとき、観察研究においては、統計的にどのように補正しても除外することのできない要因が必ず存在することは肝に命じるべきだと思います。担当:猪原

    ACS
  • ACS症例に対するカテのタイミング

    登録日:/更新日:

    最近上記のトピックについてコメントしました。

    http://www.carenet.com/news/clear/journal/35873

    ACS